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睡眠時無呼吸症候群について-その2 どうする?-

睡眠時無呼吸症候群と関係する日本の事故

睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって生じる日中の眠気は、仕事中や日中の判断力、集中力、作業効率の低下を招きかねません.交通事故をはじめ医療事故・産業事故などにもつながれば社会的リスクも重大です。日本でも睡眠時無呼吸症候群と関係する事故がいくつも報告されています.

2023年6月には睡眠障害を自覚しながら路線バスを運転して事故を起こした運転手が自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)容疑にて書類送検されています.この方はSASと診断され、治療のための夜間に呼吸を補助する装置の使用を医師に指導されていたにもかかわらず、自己判断で使用していませんでした. 日中の眠気などが事故に繋がる職業(日中移動で運転される方、タクシー・バス・トラックの運転手など)の方は特に放置してはいけない疾患と言えます.

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