危険サインを見逃さない!高血圧とめまいの関係と正しい対処法
「高血圧」と「めまい」は、たまたま同時に起きることもあれば、命に関わる病気の前ぶれであることもあります。めまいの多くは耳の病気など良性の原因ですが、一方で著しい血圧上昇に危険な症状が伴う場合は、すぐに評価が必要です。本記事では循環器内科専門医として、受診の判断基準、放置リスク、来院前のセルフチェック、そして当日の検査の流れまで、やさしくご案内します。
2. “超高血圧+症状”は危険信号です。180/120mmHg以上を目安に、頭痛・視覚異常・胸痛・息切れ・神経症状・背部激痛などが同時にあるときは、119番や救急外来を検討します。
3. 家庭血圧は大事な判断材料です。135/85mmHg以上が続くなら記録を持って受診しましょう。普段から血圧が高いのかどうかは重要な情報です。
• B:高血圧+胸背部の強い痛み 大動脈解離の可能性を疑います。背中〜胸〜腹にかけて“裂けるような痛み””今までに感じたことのない痛み””血圧の左右差”などは危険なサインです。
• C:高血圧+息苦しさ・冷汗 心不全/急性冠症候群の可能性があります。高脂血症や糖尿病、喫煙歴のある方は特に注意が必要です。
「生命に直結する心筋梗塞!どんな人がなるの?予防は?」の記事もご覧下さい。
迷ったら、#7119(かながわ救急相談センター)や横浜市救急受診ガイドで緊急度を確認しましょう。緊急時はためらわず119番へ。
• 起立直後のふらつきが増えた(起立性低血圧の可能性があります)
• 動悸・胸部違和感・息切れを伴う、失神しそうになる(心疾患の可能性があります)
• 降圧薬の開始・増量後にめまいが増えた(過降圧の可能性があり舞うs)
• 糖尿病・腎臓病・心臓病の既往がある、65歳以上でふらつきが増えた
受診日までに、朝夕に安静5分後の家庭血圧を2回ずつ、3日以上測定して記録をお持ちください。
1. 血圧記録:朝・夜に2回ずつ、合計3日以上(安静5分・座位・上腕式の血圧計)
2. めまいの型:回転感/ふらつき、始まり方と持続時間、姿勢で変わるか
3. 併存症状:頭痛・視覚異常・しびれ/脱力・胸痛・息切れ・冷汗
4. お薬/サプリ:飲み始め/増量の有無(降圧薬や睡眠薬なども)
5. 水分と睡眠:脱水・寝不足がないか
※危険サインがあれば救急へ。迷ったら**#7119**に相談しましょう。
Q1. 来院前にできることは?A. 上のセルフチェックを参考に、血圧記録と症状メモを用意してください。危険サインがあれば119番へ。
Q2. 数分で治る“ふわっ”とするめまいでも受診は必要?
A. 繰り返している・頻度が増えている・血圧の変化を伴う場合は受診ください。耳性のことも多いため、まずは全身を内科で評価し、必要時に耳鼻科や脳神経外科へつなぎます。
Q3. 血圧が高い日に運動や入浴は?
A. 危険サインや非常に高い血圧のときは控え、安静を優先しましょう。落ち着いたら医療機関へ相談を。
Q4. どんな血圧計・測り方がよい?
A. 上腕式を推奨しています。朝起床後/就寝前に安静5分→2回測定、腕は心臓の高さで。記録を診察にお持ちください。
Q5. 夜間・休日に迷ったら?
A. #7119(かながわ救急相談センター)や横浜市救急受診ガイドで緊急度と受診先を確認できます神奈川県公式サイト横浜市公式サイト。
高血圧とめまいの関係——まず押さえたい3点
1. めまい=必ずしも血圧のせいではありません。頻度としては、耳由来のめまい[BPPV(良性発作性頭位めまい症)など]が多数を占めます。2. “超高血圧+症状”は危険信号です。180/120mmHg以上を目安に、頭痛・視覚異常・胸痛・息切れ・神経症状・背部激痛などが同時にあるときは、119番や救急外来を検討します。
3. 家庭血圧は大事な判断材料です。135/85mmHg以上が続くなら記録を持って受診しましょう。普段から血圧が高いのかどうかは重要な情報です。
“血圧×症状”で判定する3つの危険シナリオ(救急受診の必要性の判断)
• A:超高血圧+神経症状ろれつが回らない・片側のしびれ/脱力・複視・激しい頭痛などの症状は、脳卒中/高血圧脳症を疑います。• B:高血圧+胸背部の強い痛み 大動脈解離の可能性を疑います。背中〜胸〜腹にかけて“裂けるような痛み””今までに感じたことのない痛み””血圧の左右差”などは危険なサインです。
• C:高血圧+息苦しさ・冷汗 心不全/急性冠症候群の可能性があります。高脂血症や糖尿病、喫煙歴のある方は特に注意が必要です。
「生命に直結する心筋梗塞!どんな人がなるの?予防は?」の記事もご覧下さい。
迷ったら、#7119(かながわ救急相談センター)や横浜市救急受診ガイドで緊急度を確認しましょう。緊急時はためらわず119番へ。
クリニックへの受診の判断基準
• 反復する/頻度が増えるめまいに上昇した血圧が伴う• 起立直後のふらつきが増えた(起立性低血圧の可能性があります)
• 動悸・胸部違和感・息切れを伴う、失神しそうになる(心疾患の可能性があります)
• 降圧薬の開始・増量後にめまいが増えた(過降圧の可能性があり舞うs)
• 糖尿病・腎臓病・心臓病の既往がある、65歳以上でふらつきが増えた
受診日までに、朝夕に安静5分後の家庭血圧を2回ずつ、3日以上測定して記録をお持ちください。
放置するとどうなる?(見過ごしがちなリスク)
高血圧は、脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎不全・大動脈解離などのリスクを長期的な目線においても高めます。さらに超高血圧に症状が伴う状態を放置することは、短時間で脳・心臓・腎臓・大血管の急性障害へ進展しうるため危険です。「数日様子を見る」よりも、「まずは医療機関にかかって診てもらう」を選択しましょう。早めの評価が予後を左右します。来院前5分セルフチェック
1. 血圧記録:朝・夜に2回ずつ、合計3日以上(安静5分・座位・上腕式の血圧計)
2. めまいの型:回転感/ふらつき、始まり方と持続時間、姿勢で変わるか
3. 併存症状:頭痛・視覚異常・しびれ/脱力・胸痛・息切れ・冷汗
4. お薬/サプリ:飲み始め/増量の有無(降圧薬や睡眠薬なども)
5. 水分と睡眠:脱水・寝不足がないか
※危険サインがあれば救急へ。迷ったら**#7119**に相談しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 来院前にできることは?A. 上のセルフチェックを参考に、血圧記録と症状メモを用意してください。危険サインがあれば119番へ。
Q2. 数分で治る“ふわっ”とするめまいでも受診は必要?
A. 繰り返している・頻度が増えている・血圧の変化を伴う場合は受診ください。耳性のことも多いため、まずは全身を内科で評価し、必要時に耳鼻科や脳神経外科へつなぎます。
Q3. 血圧が高い日に運動や入浴は?
A. 危険サインや非常に高い血圧のときは控え、安静を優先しましょう。落ち着いたら医療機関へ相談を。
Q4. どんな血圧計・測り方がよい?
A. 上腕式を推奨しています。朝起床後/就寝前に安静5分→2回測定、腕は心臓の高さで。記録を診察にお持ちください。
Q5. 夜間・休日に迷ったら?
A. #7119(かながわ救急相談センター)や横浜市救急受診ガイドで緊急度と受診先を確認できます神奈川県公式サイト横浜市公式サイト。

