神奈川区で糖尿病に悩む方へ|食事療法の正しい始め方
神奈川区で「糖尿病の食事をどう整えればよいか」「忙しくても続けられる方法が知りたい」とお考えの皆さまへ。循環器内科専門医として、根拠に基づき、今日から無理なく始められる食事の整え方をお伝えします。1. 食事療法が“要(かなめ)”である理由
糖尿病管理の出発点は食事です。食事は体重、血糖の波、心血管リスクに直結します。日本糖尿病学会は、薬物治療の有無にかかわらず食事療法を基本としています。食物繊維の活用や、食事プレート等の教育的アプローチも選択肢として示されています。一方で、過度の糖質制限は重要であるものの、やりすぎは禁物です。ご自身に合う方法を選ぶことが大切です。2. まず決めるのは“総量”——エネルギー予算
最初に1日のエネルギー予算(推定エネルギー必要量の目安)を決めます。年齢・性別・活動量により異なりますが、たとえば活動量“ふつう”の30–49歳の目安は、男性で2,700kcal前後、女性で2,050kcal前後です。週ごとの体重推移を見ながら、過不足を調整していきます。コツ
・「主食(炭水化物)」「主菜(たんぱく質)」「副菜(食物繊維)」を一食ごとにそろえます。 ・食物繊維を先に、脂質は控えめに。ジュースなどの甘味飲料は避けて、水・お茶にすることが基本です。3. 3ステップで“今日から”始める
(1) 写真記録: 1週間、食事をスマホで撮影します。偏りや量の感覚がつかめます。(2) 予算設定: 上の目安を参考に、あなたの1日エネルギー予算を決めます。
(3) 一食ずつ整える: プレート法(皿の1/2を野菜、1/4を主食、1/4を主菜)を目安にします。慣れてくると、コンビニや外食でも実行可能になります。
4. 神奈川区の忙しい方向け「外食・コンビニ」の実践
• 主食は小盛または半分に。• 揚げ物→焼き・蒸し・刺身に置き換え。
• 副菜(野菜・海藻・きのこ)を必ず追加。
これらは食後血糖の上昇をゆるやかにしやすい組み合わせです。飲み物は無糖にしましょう


