咳だけが続く咳喘息も、息苦しさを伴う気管支喘息も、日常生活に大きく影響することがあります。当院では、長引く咳の経過や生活環境を丁寧に伺い、内科の最初の相談窓口として必要な検査や治療につなげます。
風邪のあとに咳だけ残る、夜に咳き込むなど、長引く咳の背景を内科の立場から診ます。
咳や息切れの背景に、心臓病や貧血などが関係していないかも丁寧に診ます。
咳や息苦しさが気になるタイミングで、診療時間内にご相談いただけます。
生活習慣病や心臓病をお持ちの方も、全身状態を踏まえて診療します。
咳喘息と気管支喘息は、どちらも気道に炎症が起こり、刺激に敏感になることで咳が出やすくなる病気です。
咳喘息は、主に乾いた咳だけが長引くタイプで、ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴や強い息苦しさは通常目立ちません。風邪のあとに咳だけが残る、夜間や明け方に咳き込む、寒暖差や会話、運動で咳が悪化する場合に疑われます。
一方、気管支喘息では、咳に加えて痰、喘鳴、胸の苦しさ、息苦しさを伴うことがあります。発作時には気道が狭くなり、呼吸がしづらくなるため、日常生活に支障が出ることもあります。 咳喘息は「喘息の前段階」のように考えられることもあり、放置すると気管支喘息へ移行する可能性があります。
咳が2〜3週間以上続く、夜眠りにくいほど咳き込む、市販薬で改善しにくい場合は、早めに医療機関で相談することが大切です。
どちらも気道の炎症や過敏性が関係しますが、症状の出方に違いがあります。特に「ゼーゼーするか」「息苦しさがあるか」は、患者さんが気づきやすい大切なポイントです。
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| 比較項目 | 咳喘息 | 気管支喘息 |
|---|---|---|
| 喘鳴 (ゼーゼー・ヒューヒュー) |
通常は目立ちません。 聴診でもはっきりしないことがあります。 |
みられることがあります。 発作時にゼーゼー・ヒューヒューする音が出やすくなります。 |
| 呼吸困難 | 通常は強くありません。 咳込みで苦しく感じることはあります。 |
息苦しさを伴うことがあります。 重い場合は横になるのもつらいことがあります。 |
| 主な症状 | 乾いた咳が中心です。 夜間・明け方、寒暖差、会話、運動で悪化することがあります。 |
咳に加えて、痰、喘鳴、息切れ、胸の苦しさなどを伴うことがあります。 |
| 放置した場合のリスク | 咳が長引き、睡眠や仕事に支障が出るほか、気管支喘息へ移行する可能性があります。 | 発作を繰り返し、救急受診が必要になることがあります。気道が硬く狭くなるリモデリングにも注意が必要です。 |
長引く咳の原因は、咳喘息・気管支喘息だけではありません。感染後の咳、副鼻腔炎、逆流性食道炎、COPD、薬の影響、心不全など、さまざまな病気で咳が続くことがあります。
診察では、咳が始まった時期、発熱や鼻水の有無、夜間の咳、痰の色、喘鳴、喫煙歴、アレルギー歴、内服薬、生活環境などを伺います。必要に応じて検査を行い、他の病気の可能性も考えながら診断を進めます。
長引く咳の主な原因
咳の期間、悪化する時間帯、喘鳴や息苦しさ、生活環境を伺います。
呼吸機能検査、胸部レントゲン、血液検査などを症状に応じて行います。
吸入薬などを開始し、咳や息苦しさの変化を見ながら治療内容を見直します。
気管支喘息・咳喘息は、症状が落ち着いている時期にも気道の炎症が残っていることがあります。そのため、咳が止まったからといって自己判断で吸入薬を中止すると、再び症状が出たり、発作を起こしやすくなったりすることがあります。
治療中の方は、吸入薬の使い方が合っているか、症状の頻度、夜間の咳、発作時の薬の使用回数、生活の支障、薬への不安を一緒に見ながら、必要に応じて治療内容を見直します。
咳喘息を放置すると、咳が長引いて睡眠不足や体力低下につながることがあります。また、気道の炎症が続くことで、気管支喘息へ移行する可能性があります。
気管支喘息では、発作を繰り返すと気道が慢性的に狭く硬くなる「リモデリング」が起こることがあります。リモデリングが進むと、症状が落ち着いている時期でも呼吸機能が戻りにくくなることがあるため、早めに炎症を抑える治療を続けることが大切です。
喘息症状は、体質だけでなく環境や気候の変化でも悪化します。ご自身の悪化しやすいきっかけを知ることは、再発予防にも役立ちます。
秋口や春先、朝晩の冷え込みなどで気道が刺激され、咳や喘鳴が出やすくなります。
寝具やカーペット、エアコン内部のほこりが気道を刺激し、夜間の咳につながることがあります。
犬や猫の毛、花粉などがきっかけとなり、咳や鼻炎症状が悪化することがあります。
喫煙、受動喫煙、香水、線香、掃除用品のにおいなどで咳が誘発されることがあります。
運動後や長く話した後、飲酒後に咳や息苦しさが出る場合があります。
低気圧や湿度の変化で体調が揺らぎ、喘息症状が悪化する方もいます。
長引く咳や喘息が疑われる症状では、問診と診察に加えて、呼吸状態や胸部レントゲンなども参考にしながら原因を考えます。症状や年齢、基礎疾患に応じて、必要な検査につなげます。
息をどれくらい勢いよく吐けるかを調べ、気道の狭さをみる検査です。気管支喘息やCOPDとの判別にも役立ちます。
肺炎、肺結核、肺がん、心不全など、咳や息切れの原因となる他の病気を見分ける手がかりになります。
気管支喘息・咳喘息の治療では、吸入ステロイド薬が中心になります。「ステロイド」と聞くと、太る、顔が丸くなる、血糖値が上がるといった全身性の副作用を心配される方もいらっしゃいます。
しかし、吸入ステロイド薬は気道に直接届く局所作用の薬です。内服や注射のステロイドと比べて全身への影響は少なく、気道の炎症を抑える根本治療として重要です。使用後にうがいをするなど、正しい使い方を守ることで、声がれや口腔内の違和感などのリスクも減らせます。
症状が良くなった後も、気道の炎症が残っている場合があります。自己判断で中断すると再発や悪化につながることがあるため、医師と相談しながら継続・減量・終了のタイミングを決めていきましょう。
本多内科医院では、長引く咳や喘息が疑われる症状について、症状の経過、生活環境、基礎疾患を踏まえて診療します。咳喘息や気管支喘息が疑われる場合には、吸入薬の使い方や治療中の不安にも配慮しながら、必要に応じて呼吸器内科など専門医療機関への紹介も行います。
咳や息切れは、喘息だけでなく、心不全、不整脈、貧血、感染症、逆流性食道炎などでも起こることがあります。当院は内科・循環器内科のクリニックとして、必要な検査、治療を行います。
咳が2〜3週間以上続く、夜間や明け方に悪化する、市販薬で改善しにくい場合は、咳喘息などの可能性を考えて受診をおすすめします。
吸入薬を使っても咳や息苦しさが続く、発作時の薬が増えている、薬の使い方に不安がある場合は、薬の使い方や治療方針を見直した方がよい場合があります。
高齢の方、心臓病やCOPDがある方、発熱や血痰を伴う方は、喘息以外の病気が関係していることもあります。早めの受診をおすすめします。
咳喘息は、喘鳴や強い息苦しさが目立たず、乾いた咳だけが長引くタイプの喘息です。気管支喘息では、咳に加えてゼーゼー・ヒューヒューする喘鳴や呼吸困難を伴うことがあります。どちらも気道の炎症が関係するため、早めに医療機関で相談することが大切です。
風邪のあとでも、咳が2〜3週間以上続く場合、夜間や明け方に悪化する場合、市販薬で改善しない場合は受診をおすすめします。咳喘息のほか、副鼻腔炎、逆流性食道炎、肺炎、心不全などが隠れていることもあります。
吸入ステロイド薬は、気道に直接届いて炎症を抑える局所作用の薬です。内服や注射のステロイドで心配される全身性副作用とは異なり、全身への影響は比較的少ないとされています。うがいなど正しい使い方を守り、医師と相談しながら続けることが大切です。
症状が落ち着いても、気道の炎症が残っている場合があります。自己判断で中断すると咳や発作が再発し、気道のリモデリングにつながることがあります。薬を減らす時期や中止の可否は、症状や検査結果をもとに医師と相談してください。
寒暖差、低気圧、湿度の変化などで咳や喘息症状が悪化する方は少なくありません。季節の変わり目に毎年咳が長引く、天気が崩れる前に息苦しくなる場合は、悪化因子を踏まえて予防的に治療内容を見直すことがあります。
本多内科医院では、神奈川区・反町・東神奈川周辺で、長引く咳、咳喘息、気管支喘息、息切れのご相談に対応しています。咳が続く背景には、喘息以外の内科疾患や心臓の病気が関係することもあるため、まず内科で相談したい方は一度ご相談ください。必要に応じて専門医療機関への紹介も含めて対応します。
長引く咳や息苦しさが気になる方、咳喘息・気管支喘息で治療中の方は、診療時間内にご相談ください。受診前に聞いておきたいことがある場合は、お電話でもお問い合わせいただけます。
当院は予約制ではありません。診療時間、受付方法、持ち物、受診の流れは「外来受診のご案内」でご覧いただけます。