動悸や脈の乱れ、むくみ、倦怠感、健診でのコレステロール高値や心電図異常が気になる方は、ご相談ください。
動悸や心房細動、心不全の背景として、甲状腺機能を心臓の視点から確認します。
TSH・FT4などの甲状腺機能の採血と、甲状腺の腫れ・結節を調べる超音波検査が可能です。
甲状腺機能の乱れに伴う頻脈・徐脈・不整脈を、心電図・心臓超音波で評価します。
専門的な治療や精密検査が必要な場合は、甲状腺の専門医療機関へ責任を持って紹介します。
動悸や心房細動、コレステロール高値といった循環器・生活習慣病の症状の裏に、甲状腺機能の乱れが隠れていることがあります。関連するページもあわせてご覧ください。
本多内科医院はでは、心臓の症状や健診異常をきっかけとした甲状腺機能のスクリーニング・初期評価と、安定している方の経過観察を行います。バセドウ病の薬物治療やアイソトープ治療、手術、甲状腺の結節(しこり)で詳しい検査が必要な場合など、専門的な対応が必要なときは、甲状腺専門医療機関と連携・ご紹介します。
甲状腺は、のどぼとけの下にある蝶のような形をした臓器です。「甲状腺ホルモン」をつくり、全身の代謝、体温、心拍数、自律神経の働きなどを調整しています。からだ全体のアクセルの踏み具合を決める、調整役のような臓器です。
甲状腺ホルモンの量は、脳の下垂体から分泌される「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」によって調整されています。甲状腺ホルモンが足りないとTSHが増えて甲状腺を刺激し、多すぎるとTSHが減ってブレーキをかける、という仕組みでバランスが保たれています。
このバランスが崩れ、甲状腺ホルモンが多すぎる状態を「甲状腺機能亢進症(甲状腺中毒症)」、少なすぎる状態を「甲状腺機能低下症」といいます。通常の健康診断ではチェックしない項目であり、頻脈・動悸・手の震え・むくみ・倦怠感などで見つかることも多いです。
甲状腺の病気について、より詳しい一般向けの解説は、 日本甲状腺学会「甲状腺の病気について」 もご覧ください。
甲状腺機能の異常は、「ホルモンが多すぎる(亢進症)」と「少なすぎる(低下症)」で正反対の症状が出ます。どちらも心臓や不整脈の症状に影響し、動悸やむくみの原因にもなるため、循環器内科の診療でも甲状腺の機能をチェックします。
亢進症で最も多いのは自己免疫が関わる「バセドウ病」、低下症で最も多いのは「橋本病(慢性甲状腺炎)」です。これらの原因や治療の詳しい一般向け解説は、 日本内分泌学会「バセドウ病」、 日本内分泌学会「橋本病(慢性甲状腺炎)」 もあわせてご覧ください。
甲状腺ホルモンは心臓の動きに直接影響します。そのため、循環器内科では動悸・不整脈・心不全・脂質異常の診療の中で、甲状腺機能を確認する場面が少なくありません。甲状腺機能異常が原因になっている場合は、並行して治療を行う必要があり、心臓の症状に潜む「背景」を見つけることが、適切な治療につながります。
甲状腺機能が高いと、安静時でも心拍数が上がり、動悸や息切れとして感じられます。動悸の原因のひとつとして甲状腺を確認します。
不整脈甲状腺機能亢進症は、是正できる心房細動の背景のひとつです。心房細動の精査では甲状腺機能の確認が欠かせません。
心不全機能が高いと心臓に負担がかかり、低いと脈が遅くなったり心臓の周りに水がたまることがあります。心不全の評価でも確認します。
健診異常甲状腺機能が低いと、二次的にLDLコレステロールが上がります。脂質異常症の治療を始める前にも確認が大切です。
足や全身のむくみ、強い倦怠感は心臓だけでなく甲状腺機能低下でも起こります。症状の鑑別の一環として調べます。
健診の心電図で頻脈・徐脈・不整脈を指摘された方では、甲状腺機能が背景にあることがあります。あわせて評価します。
健診や人間ドックで「TSHが高い/低い」「甲状腺機能の要再検査」と書かれていた場合は、自覚症状がなくても一度確認してください。数値の異常が一時的なものか、治療や経過観察が必要なものかは、改めて検査をしないと分かりません。
診察では、いつから症状があるのか、動悸・むくみ・体重や食欲の変化、寒がり・暑がり、首の腫れなどをお聞きします。あわせて、心臓への影響を確認するために脈や心電図もチェックします。
症状の出方、体重・食欲の変化、持病、内服薬を伺い、脈・首の状態を確認します。
TSH・FT4などの甲状腺機能を確認し、必要に応じて甲状腺超音波や心電図を行います。
経過観察でよいか、治療が必要か、専門医療機関への紹介が必要かを判断します。
TSH・FT4(必要に応じてFT3)を測定し、機能が高いか低いかを確認します。原因の評価が必要な場合は甲状腺の自己抗体も調べます。あわせてコレステロールや肝機能なども確認します。
頸動脈エコーと同じ超音波装置で、甲状腺の腫れ、結節(しこり)の有無や大きさを確認します。結節で精密検査が必要な場合は専門医療機関へ紹介します。
甲状腺機能の乱れに伴う頻脈・徐脈・心房細動などの不整脈がないかを確認します。心臓への影響を評価する基本の検査です。
動悸や息切れが強い方、心不全が心配な方では、心臓の動きや心臓の周りの水(心嚢液)の有無などを確認します。
※検査の実施可否・対応状況は診察時にご確認ください。専門的な治療や精密検査が必要な場合は、甲状腺専門医療機関へご紹介します。
TSHや甲状腺の数値、コレステロール、心電図に異常を指摘された方は、症状がなくても一度ご相談ください。再検査で経過観察でよいかを判断します。
動悸、脈の乱れ、むくみ、強い倦怠感、体重の変化、首の腫れが続く方は、心臓の状態とあわせて甲状腺機能を確認しましょう。
強い動悸が続く、急に脈が速くなる、息苦しさやふらつきが強いときは、早めに受診してください。激しい症状が続く場合はがまんせずご相談ください。
受診をおすすめします。甲状腺機能の異常は、自覚症状がないまま健診で見つかることがあります。数値の異常が一時的なものか、治療や経過観察が必要なものかは、改めて採血で確認する必要があります。あわせて心臓への影響も確認します。
はい。動悸や脈の乱れ、心房細動の背景として、循環器内科でも甲状腺機能(TSH・FT4)を確認します。当院では採血と甲状腺超音波、心電図で評価できます。専門的な治療が必要な場合は甲状腺専門医療機関へご紹介します。
主に採血と甲状腺の超音波(エコー)検査です。採血でTSH・FT4などの甲状腺機能を確認し、超音波で甲状腺の腫れや結節を調べます。超音波は首にゼリーをつけて当てるだけで、痛みはありません。
関係することがあります。甲状腺機能が低い(甲状腺機能低下症)と、二次的にLDLコレステロールが高くなることがあります。脂質の治療を始める前に甲状腺機能を確認しておくと、原因に応じた対応ができます。
あります。甲状腺機能が高い状態(甲状腺機能亢進症)は、心房細動の是正できる背景のひとつです。とくに高齢の方では、甲状腺機能の乱れが不整脈のきっかけになることがあるため、心房細動の精査では甲状腺機能の確認が欠かせません。
当院は甲状腺機能のスクリーニング・初期評価と、安定した方の経過観察を行います。通常の薬物治療は当院で行いますが、アイソトープ治療・手術、甲状腺の結節で精密検査が必要な場合などは、甲状腺専門医療機関と連携してご紹介します。
状態が安定している方の経過観察や採血のフォローは可能です。治療方針の決定は専門医療機関と連携しながら進めます。現在の処方内容や通院状況を診察時にお持ちいただくと、相談がスムーズです。
本多内科医院は、神奈川区/反町/東神奈川周辺の内科・循環器内科クリニックです。
動悸や健診異常が気になる方は、心臓の症状とあわせて診療時間内にお越しください。
反町駅徒歩4分 / 東神奈川駅徒歩12分 / 土曜午前も診療
本ページは、日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会循環器内科専門医である院長が、 医学的知見に基づいて内容を確認しています。 済生会横浜市東部病院の循環器内科で10年以上にわたり、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧・糖尿病などの生活習慣病、慢性腎臓病、心房細動などの不整脈、心不全、弁膜症の診療に携わってきました。 その経験を、神奈川区・反町・東神奈川エリアの地域のかかりつけ医としての外来診療、在宅医療、病診連携に活かし、心臓の症状や健診異常の背景を丁寧に確認しています。 本多内科医院は甲状腺を専門に標榜する医療機関ではなく、本ページは心臓の症状や健診異常をきっかけとした甲状腺機能のチェックについて解説するものです。 症状の感じ方や検査結果の意味は、お一人おひとりで異なります。 気になる症状がある方、健康診断で異常を指摘された方は、自己判断せず医療機関へご相談ください。
参考情報・ガイドライン